政策金利は大きく引き下げられているものの、長期金利が大幅に上がってしまう可能性がないだろうか?ドルが下落してしまうシナリオを考えてみた。(あくまで、思考のトレーニングのための、仮説です。)
今までの流れ:米国は双子の赤字。うち経常赤字は海外からの資金流入でなんとか回っていた。米国経済が順調に回り、その需給ギャップを輸入に頼って埋めていたフェーズでは、主に貿易赤字。それを相殺するため資本収支黒字。ところで、米国の貿易赤字について、その最大の貿易相手国はどこか?それは、中国。中国は、元高を抑制したく、ドル買い元売り。買ったドルは、単なる預金にしておくわけがないから、米国債や、モーゲージ債を買うことになる。
このシナリオは、米国個人消費が順調で、経常赤字となっている環境下において、成り立つが、これが逆回転したら? つまり個人消費が軟化して、貿易収支が黒字になったら? 最大の貿易相手国中国が元高を抑制するために今までドルを買っていたが、その必要がなくなり、中国がドル買いをしなくなる、つまりドル転した先から買いに行っていた、米債、モーゲージ債の買い手が減る。
と同時に、今回の金融危機や今後の財政支出で、政府が国債発行でそれを賄おうとしたら? 需給バランスが大きく崩れて、米国長期金利が上昇し、ドル下落、というシナリオも中期的には成り立つだろうか?
すると、ドル×、ユーロはその時どうなってるかな(あまりまだ詳しく知らないので)?あと円はひとまずその流れは逃れられるかも?そして、有事の際は、金?と来るか?
そんなシナリオを今日ふと電車の中で考えてしまいました。
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