2008年9月16日火曜日

恐怖の連鎖

このようなときこそ、冷静になることが重要ですが、やはり方向性が見えないことに対する恐怖が渦巻いていることが良く分かる。昨日も結局、口座の状況をロンドンとニューヨークでメールを飛ばしあって、状況確認し、夜中からのニューヨークとの電話を、朝までに日本でまとめる、という動きに終始して、朝を迎えた。仕事をすればするほど新たなことが気になって、逆に覚醒される。(多分、みんなそんな感じだったんだろうなぁ。)

と、疲れながら朝会社に行く途中は、いつも通りに肌寒い朝。そこはいつもと変わらない感じで、平和に人が歩いて、仕事場に向う。

このギャップを垣間見るにつけ、どちらが本当の現実なんだろう、と思う。昨日は昼からいろんな情報収集をしておいて、夜にサックスの練習のため、2つ隣駅に行くと、そこは休日を楽しむカップルや、家族の群れ。もしかして、自分が気をもんで色々準備していたりする「市場」というものは、世界の中では単なるminorityなのかもしれない。この米国でのサブプライムが、この街の家族の生活にどんな影響を与える、というのだろうか?

その、妙なギャップを感じつつも、とりあえずこれは世界金融の歴史的な出来事であろう。数十年後に振り返っても、多分歴史に残っているだろう。その事態の経過をきちんと把握しつつ、今を生きていることはすごい。(不謹慎な発言かもしれないが、それを恐れずに言わせていただく。)

まずはきちんとやるべき仕事をし、きちんと学びたい。

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