市場心理とは本当に風見鶏のように移ろうもので、この1ヶ月間だけをとっても「ダウは4000ドル台になってもおかしくない」と言われていたのが、つい2週間前なのですが、ここ数日間で連日3~5%の急騰を見せれば、一気に悲観心理が消え去る、といった動きを見せています。私は個人的に、まだ楽観的になるには早いと考えているので、今が逆に売り場だと思って行動していますが、ファンダメンタルズの織り込まれ度合いと、パニック的な売り圧力のどちらが大きいのかについては、正直確信度はありません。
さて、その中新たな商品の担当となり、英国と豪州をつないで話すことが多い今日この頃ですが、海外は基本的に日本より悲観的な人が少ないように思えて、悲観論がはびこっているのは日本だけなのか?といった大局観も同時に考えさせられます。ファンダメンタルズと同時に、需給(心理が多分にかかわっていることが多いと感じますが)を見ながら、方向性を読み解くのは難しいです。
そして、最近私の心(心理)を奪っているものは、iPod touchです。会社の下のファミリーマートはWi-Fiのアクセスが無料なので、朝や昼に、弁当やお菓子を買いながら、いろんなものをダウンロードして、帰りの電車で聞く、というのが日課になっています。これによって、最近ではCNNやBBC、そしてラリー・キング・ショーなどがpodcast版になって、世界の潮流、意見、見方などなどがどんどんarm lengthの中に収まりつつあるのがとてもすごいと思います。
あと、全然関係ないですが今日はWBCでした。昼にiPod touchの充電器を買いに近くの電気屋さんに行ったら、なんとそこに新幹線から降りたと思われる乗客たちが黒山の人だかり。なんだろうと思って、その「塊」に近づいてみると、みんなWBCを見ていたのです。「昭和中期にテレビのある家にみんなが集まってプロレスを見た」というのと同じような光景が広がっていました。買い終わってデスクに戻ると、チャットで韓国オフィスの同僚から「Japan Won!」と入っていて、日本が連覇したことが分かりました。なんか、見いっちゃいますね。
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