今週末は、中国語のクラスをスキップして(水曜日の補講に回して)、社会起業家のセミナーに出かけた。元々友人に紹介してもらったもので、米シアトルに本拠を置く団体の日本支部。一人10万円ずつを実際に出資して、自ら投資先を選別し投資を行う、というもの。投資といえ、資金額よりもそれとともに書くビジネス領域の一応“専門”の者が、投資先の戦略についてアドバイスを行う、というもので、資金だけを拠出するのではない点が、特徴だ。
今回は、都内にあるシュタイナー教育の学校を訪問した。この教育は一般的な学校教育とは異なり、自らの学ぶ力や聞く力等が自発的に養われる非常にユニークな教育理念を掲げている。欧州では一部普及しつつあるものの、日本は非常に黎明期。今回は、そこにお邪魔し、校長の話を聞いた。
やはり今、自らが自発的に興味を持つ、ということが少なくなってきていて、それが相手を思いやらない人間を作っているように思う。その点の問題意識を高く持ち、教育の立場から次世代の青年を輩出していこうとする使命感が物凄い、と思った。投資するかどうかの意見はここでは記述しないが、意識の高い青少年が生まれていって欲しい、と思った。
また、同時に台東区の中学校へのスクールパートナーとして赴任した菱田さんもいらっしゃって講演していただいた。重要なメッセージがあったので、以下に記載しておきたい。
http://www.fesco.or.jp/winner_h19_204.html
「自分に余裕がないと相手を思いやれない」
「気が折れたら、全てが崩れる」
本当にそうだと思う。話を聞きながら、そしてドキュメンタリー番組を見ながら、思わず涙してしまった。
その後、他の参加者を交えての懇親会。主催者側のシュタイナー学校の広報担当の方や、参加者側の広告代理店の方と、同社会起業ネットワークのパートナーでもあるコンサルの方と話した。この会の難しさはやはり、所帯が大きくなると、各人の意思統一を図ることが難しくなり、空中分解してしまうのではないか、という点と、目的が抽象化しかねない点であると思った。この点、投資の哲学としてどうやって箍をはめるか、という点で、それがとりもなおさず、この団体の「顔」となるべきだ。
2008年8月25日月曜日
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